曲のキーが分かれば耳コピができるとは?
キーとスケールという音楽理論の魔法の力を借りて耳コピの強い味方を得よう。
曲のキーとは何のこと?
曲には「キー」というものがございます。
キーとはホーム、帰ってくる場所、安定する音。曲を構成するうえで一番の柱となる音です。
曲の最後に「じゃーん」と音が鳴って「この曲終わったんだな」と感じる事や音を「終止感」というのですが、その音が曲のキーである可能性が高いのです。
音は聞いてて安定する音と不安定で次の音に行きたくなるものがありまして、曲が終わるときは安定して終わりたいのですね。
「CMの後まだまだ続く!」と言っていたのに、やわっと番組が終わった時
「ええ?ここで終わりィ?」と思うときありませんか?
それよりも、ちゃんと番組の終わりにはスタッフのテロップが流れて「また来週~」と出演者が手を振ってくれたら、
「この番組これで終わったんだな」と思いますよね。
曲もそんな風にキレイに終わって欲しいので安定したお約束のエンディングを作りたいのです。
やはり王道。いや、安定は素晴らしい。安心しますよね。
そんな安心安定の王道が「キー」と申します。
そんなキーは ドレミファソラシ の音階の読み方を イタリア読みから 英語読みに変えて
CDEFGAB と名前を変えまして、
KEY=C (Cメジャー)
KEY=Dm (Dマイナー)
と表示します。
やわっとKEY=○○の後に「メジャー」とか「マイナー」と追加されておりますが、こちらは後ほど。
最後にもう一つ。
キーとは曲で使う音をあらわすものでもあります。
そのキーが分かれば何がいいのか?
キーが分かれば曲で使ってる音が分かるのです!!!
キーとは安定のお家のようなもの。お家の周りで遊んでると安心。つまり、このお家のあたりの音を使うといいよ。と教えてくれているのです。
これこそが、どの音を弾くかが一番知りたい耳コピ勇者が求めていた情報じゃないですか?!
あの膨大な量の鍵盤やら指板の中から「ここを弾くんやで」と教えてくれたらだいぶ捗るじゃないですか。
それが「スケール」というものです。
スケールとはなんそや?
スケールとは「定規」というより「パック」や「セット」という一つのかたまりという意味でとらえてください。
スケールを調べると、メジャー、マイナーと言葉が出てきますが、
それよりも、
曲のキーが「Cメジャー」 だったら 使うスケールは「Cメジャースケール」とだけ覚えてください。
この世で一番わかりやすいスケール「Cメジャースケール」
鍵盤楽器の白いところだけ弾くというスケールです。
この黒いところは弾かない(この音を使わない)のでこの曲の音は白いところから探すんやで。
と、Cメジャースケール様はおっしゃってます。
88鍵キーボードの場合、鍵盤の上にある音数は白いのと黒いの合わせて黒鍵36、白鍵52、合わせて88なのです。
88から52になりさらに、明らかに低い音や高い音を部分を除外していくとだいぶ使える音が絞れてきたのではないでしょうか?
これが「キーが分かればスケールが分かる。スケールが分かれば耳コピがはかどる」風が吹けば桶屋が儲かるシステムです。
そのキーってどうやってわかるの?
曲のキーを知る方法はたくさんありますが、
【1】耳コピ支援アプリ「wave tone」を使うのが一番簡単かと思います。
wave toneについての詳しい情報はこのページにあります。
【2】パソコンを使わない方はこちらスマホアプリ。
「Chord Tracker」
天下のYAMAHAさまから出ているアプリで無料です。
なんとあっという間に曲からコードを検出してくれる超絶優れものアプリです。
これが無料?と私は震えました。
このアプリに曲を読み込んで曲の最後のコードを見るとキーを知ることができるかと思われます。
Chord Tracker
Yamaha Corporation無料posted withアプリーチ
※アプリやツールを使ってのキーやコードの検出が100%確実なものじゃない時がありますので「思われます」というあいまいな表現をしておりますことをご容赦ください。
まとめ
いかがでしたか?少し耳コピの道が開けたかと思います。
このページの内容でブログの記事を何個も書けるほど内容を深堀できるくらい、さらっと説明してあります。
「もっと詳しく知りたい」と思われましたら、各ページを見てくださいませ。
コメント