Amazonや楽天、いや、書店でも「耳コピ」参考資料と探すと、一番上に出てくるこちらの一冊。
永野 光浩 (著) 耳コピ力アップ術 〜理論と実践と聴き分けのコツ
出版社 : スタイルノート
サイズ : A5版
発売日 : 2015/11/20
言語 : 日本語
製本 : ソフトカバー
ページ数 : 336ページ
ISBN-10 : 4799801449
ISBN-13 : 978-4799801444
「探していた本がようやく見つかった!
これを読めばオラも耳コピができるようになるんやぁああ!」
と思いすごくワクワクしてAmazonさまで、ちょっと強めに購入ボタンをぽちっと押したんですがね。
到着して!ものすごい勢いで開けて!読んで!8ページ目で心が折れました。
※そのうちの5ページは表紙と目次である。
だってさ、いきなり「音を聞き取って譜面に書こう!」 だもんよ。
書き込むのだ!といわれても、まったくわけがわかりません。
音を聞いてみたのですが、ピアノの音が流れ、30秒間隔が空いてまたピアノの音が流れる。
これを聞き取った上でさらに五線譜に書く…のか…?と脂汗が出ましたね。
聴音のやり方が…やり方が分からん
そうだね。確かにね。
初心者向けなんて一言もこの本には書いて無かったよね。
この本の8ページ目をクリアするには以下の知識がないとできないのよね。
【1】音を聞き取る↓
・ピアノの音に慣れていて、音の高低やそこからの音の距離がわかる。
【2】楽譜に記入できる↓
・譜面に音の高さを書き込む場所が分かる
・書き込む時にどの音符を書くか分かる(書き込む音符の音の長さが分かる)
この本を買って分かったこと
【1】自分のスタート位置が分かった。
耳コピやってみたい。でもどうしたらわからない。
↓
聴音を鍛える。
という、どうしたらの部分が分かった。(でも心はしっかり折れた)
「なんだよ…音楽の授業をちゃんと聞いて成績のいいやつじゃないと耳コピ、出来ないのかよ」と、3日くらいふて寝しました。
そのあと、もぞもぞと起きてきて「それでも耳コピやりたい。なんとかやれる方法はないか」と食い下がっているところです。
【2】聴音がまったく鍛えられていない
まず、どれがドの音か全然分からない。音に慣れてないんだと思いました。
大好きな曲は毎日聞くけど、ピアノの音一つをきちんと集中して聞いたことなどなかったのですよ。
まずいつも聞いてる曲と音色が違う。
音色というのは楽器によって変わるもので、同じ「ド」でも、ピアノの音のド、ギターの音の「ド」、バイオリンの音の「ド」、三味線の「ド」では私には全然違って聞こえました。
音を聞く、いや、聞き取るということを軽んじていた自分を知りました。
【3】五線譜が壊滅的にわからない。
五線譜を見ただけでて気絶するタイプの私は、ギターのタブ譜を見たときに、
「すごい!弾く場所が数字で書いてある!これならわかる!わかるぞ!!」とうれしくなったものです。
コードダイアグラムも「押さえるところ書いてある!わかりやすい!」と視覚的にわかるものばかりに逃げていました。
記憶ってのが苦手なんですね。
ドレミファソラシドの下のド=土星みたいなやつ。これだけわかって、そこから上にドレミと数えていくしかなかった。
ピアニカのテストでどうしても楽譜を見て弾かなきゃいけない時は音符を無視してドレミとカタカナで書いてカンニングしていた。
うう…過去の自分よ…音楽の授業、嫌いだったのよね。
過去の自分を悔いても仕方ないので今からできることを始めよう。
音感はこの【おとあて】アプリで鍛えよう。
五線譜はこの【譜読みトレーナー】アプリで鍛えよう。
しかし、一つ問題が…【譜読みトレーナー】だと単音の音の高さはわかるけど、次は音符の長さが分からないのよ。
侘美 秀俊(著)できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方
出版社 : リットーミュージック
サイズ : B5版
発売日 : 2016/12/22
言語 : 日本語
製本 : ソフトカバー
ページ数 : 177ページ
ISBN-10 : 4845629798
ISBN-13 : 978-4845629794
この本を読んで4分音符とか8分音符とかいう単語は覚えたけど、長さが「タン」「タ」と読むというのがまだ慣れてないので、少しずつ頑張ります。
要するに
【耳コピ力アップ術】は今の私には過ぎたものだった。
もっと基本的な事が分からないと耳コピが出来ないのだと痛感いたしました。
地道に音感を鍛えるアプリと譜面に慣れて、「よし!イケる!」と思ったら、8ページより先に進みたいと思います。
まだまだ時間がかかりそうですが、頑張ります。
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